こんにちは、星読み占い師カノンです。
今日は、最近テレビ復帰したお笑い芸人の渡部建さんのホロスコープをみてみようと思います。
渡部建さんのホロスコープチャート
彼、すごいですよね。
約2年前の騒動のときもちょっとビックリしましたが、個人的に興味深いのは、仲間の芸人さんたちに「彼はクズだから」と言わしめてしまうところ。
半分冗談だとは思うのですが、おそらく半分は本気だろうなぁと。
それも、あまり愛があるような言い方には感じられないという・・・。
相方の児島さんからは「人間性が大嫌い」と言われてしまったりと、そこまで言われちゃうなんてどんなホロスコープよ、ととても興味が湧くのでした笑
渡部建
1972年9月23日 午前2時 東京都八王子市生まれ
アセンダントしし座で金星が乗っている
まず目を引くのは、アセンダントがしし座で、そこにピッタリと金星が重なっているところ。
アセンダントは、まわりからその人をみたときの印象であり、本人が無意識にどう世界に自分を打ち出していくのか、という姿でもあります。
ある意味では「仮面」なのですが、無意識にそう振るまっている以上、自分ではあまり意識できないけれども、その人自身である、と言えるでしょう。
しし座は王様・女王様の星座で、「世界は自分を中心に回っている!」と本気で思える星座です笑
自分大好きで、華やかで目立つことや遊びが大好き。
その場にいるだけでまわりをぱっと明るくするようなエネルギーを発しているので、まわりは自然と惹きつけられるでしょう。
その一方で、常にまわりから注目を浴びてチヤホヤされたいのですね。
プライドが高くて人の意見をあまり聞かない、耳が痛いことを言われたくない、なんて傾向もあるかもしれません。
そこに金星がぴったり重なるので、しし座の特性に、金星の女性的な愛らしさや楽しさ、豊かさのイメージも重なってきます。
どこか愛らしい魅力がある人で、人の心(特に女性)をつかむのはうまそうですし、実際女性からめちゃめちゃモテそうですね。
金星の良くない面が出ると、貪欲になりすぎたり、自分なら許されるだろうという甘い考えが出てくるかもしれません。
おとめ座の太陽は木星とスクエア
渡部さんの太陽は、おとめ座の29度76分にあります。
おとめ座の最後の最後の生まれです。
おとめ座の太陽は、有能で役立つ人になることが人生の目標で、分析力にすぐれていて細かい部分によく気がつきます。
組織やまわりの人のために自分を役立てようと、奉仕精神を発揮していくでしょう。
ときに、他人の欠点ばかりが目について批判精神が強く出てしまったり、完璧を目指すあまり自分のやり方をまわりに押しつけたりすることもあるかもしれません。
さて彼の太陽は、他の惑星と次のようなアスペクト(角度)をとっています。
太陽 おとめ座29度
火星 おとめ座24度(太陽と0度のコンジャンクション・オーブ5度)
木星 いて座29度(太陽と90度のスクエア・オーブ0度)
水星 てんびん座2度(太陽と0度のコンジャンクション・オーブ3度)
冥王星 てんびん座1度(太陽と0度のコンジャンクション・オーブ2度)
オーブというのは、角度のずれ、みたいなもので、ぴったり120度とか90度にならなくても、前後に5度ぐらいならその角度の範囲内としてみる、という考え方です。
オーブが0度に近いほど、タイトなアスペクトを形成していることになるので、影響はストレートに強く出ることになります。
一番タイトな角度を形成しているのは、木星の90度(スクエア)ですね。
木星が太陽と90度を形成すると、木星の楽観主義で拡大思考が強く出ることになります。
根拠のない自信を持ち、ものごとを前向きにとらえがちです。
自分を甘やかす傾向があり、ラクして成功を勝ち取りたいという気持ちが強くなりそうですね。
おとめ座の太陽はあまり派手さはなく、真面目になりすぎるところがあるので、ある意味、うまく中和してくれる役割とも言えるかもしれません。
太陽は強大な連合軍を形成している
特徴的なのは、おとめ座29度の太陽を挟むようにして、おとめ座24度にある火星、てんびん座1度の冥王星、てんびん座2度の水星が、ほぼ団子状態にあること。
ぴったり0度のコンジャンクションではないものの、この場合、この4惑星は1つのかたまりとしてみてしまって良いと思います。
彼の太陽は、水星、火星、冥王星のエネルギーによって強大な力になり、さらに90度のタイトなスクエアで木星がそのパワーをさらに広げていく、というように読むことができるでしょう。
水星は知性や表現力を意味し、火星は闘争的なパワーや勇気を意味し、冥王星は徹底的な力や支配力を意味しています。
これらの惑星が太陽とミックスされるので、かなり人生を積極的に闘争的に切り開いていこうとする感じになるでしょうね。
かなりの野心家で、権力欲や支配欲も旺盛でしょう。
そのために知性や言葉をたくみに使っていく感じでしょうか。
そして木星もここに絡むので、木星のおおらかで明るい面がプラスされてマイルドに見えるようになるかもしれませんが、野望はどんどん広がっていきそうですね笑
月は繊細でやさしいうお座
こんなイケイケな(ごめんなさい、死語でw)渡部さんですが、月はうお座23度で8ハウスにあります。
うお座の月は、とてもデリケートで傷つきやすい傾向があります。
人の気持ちに敏感で、同情心にあつく、困っている人には手を差し伸べずにはいられないような性質。
どこか夢見がちで、神秘的なことや芸術的なことが大好きだし適性もあったりします。
そして、めちゃめちゃ打たれ弱い!です。
たしか、謝罪会見をなかなか開かなかったような印象があるのですが、これはもうただただ逃げたい一心だったのではないかと思います。
自分のしてしまったことに対して、腹をくくって男らしく謝罪・・・なんてことは、うお座の月にはなかなかできないことなのです。
って言ったらうお座のみなさんに失礼ですが、、できることなら誰かに助けてもらいたいし、自分が矢面に立たずに済むならそうしたい、、というのが本音でしょう。
それは、世間やまわりから総攻撃されたら、ガラスのハートがバリッバリに壊れてしまうからなんですね。
うお座の月はどうしていいかわからない
この月にも、特徴的な他の惑星とのアスペクト(角度)がありました。
月 うお座23度
火星 おとめ座24度(月と180度のオポジション・オーブ1度)
木星 いて座29度(月と90度のスクエア・オーブ6度)
土星 ふたご座20度(月と90度のスクエア・オーブ3度)
一番タイトなアスペクトはオポジションの火星ですが、火星は上述した太陽連合軍の一部をなしていましたよね。
あの強大な野心的パワーと、この弱気な月が常に緊張状態にあるのですが、月は簡単に負けちゃいそうですね。
さらに、土星が悲観的で憂鬱な気持ちを月に与えて、木星は楽観的で根拠のない自信を月に与えようとします。
うお座の月は、常にどうしたら良いのかわからない状態にあるのですね。
本来は、優しく同情心にあつい性質なのですが、ときに自信満々になってみたり、ときに自分にダメ出ししまくって落ち込んでみたり、でもやっぱり権力を手にしたいんだ!と傍若無人になってみたり・・・。
その葛藤が常に心の中で起こっていて、休まる暇がないのではないかと思います。
うお座は、境界線がないと言われる、まわりからの影響をとても受けやすい星座ですね。
だからこそ渡部さんのような特徴を持っている人は、彼の性質をちゃんと分かったうえで、良い方向へ導いてくれる人がそばにいることがとても大事になります。
悲観的になりすぎていたら上げてくれて、上がりすぎてたらダメ出ししてくれて、ガツガツしすぎていたらたしなめてくれるような、そんな人がいたら良いですよね。
まわりに自分を生かしていくことにフォーカスしたら良いかも
本来、おとめ座もうお座も、そこまで自我の強い星座ではありません。
奉仕精神がベースにあって、まわりや社会の困っている人のために自分を役立たせていくような性質です。
それなのに、アセンダントの強いしし座パワーと、太陽にコンジャンクションする連合軍パワーが、彼の自意識に火をつけて増大させすぎてしまっている、そんなイメージです。
彼がその事に気づいて、まわりとの関係性の中で自分をどううまく生かしていくのか、どう役立たせていくのか、そこにフォーカスしてお仕事なりをしていくようになれたら良いなと思っています:D
この記事へのコメントはありません。