こんにちは、星読み占い師カノンです。
今日は、西洋占星術のお話です。
この記事の目次
過去の話を情感たっぷりに話す人がいるよ
よく、昔の話をすごくよく覚えている人はいませんか?
単に「記憶力が良い」ということではなくて、過去のある場面や出来事などを、ついさっき体験したかのように、情感たっぷりにお話してくれるような人のことです。
私のまわりには何人かそのような人がいるのですが、彼らの話を聞きながら、いつも不思議な気持ちでいっぱいになるのです。
というのも、彼らは想い出とともに生きているんだな、と思わされるからなのです。
「今」を生きているけれど、そこには常に「過去」も存在しているのです。
誰しも「過去」があるから「今」があるので、よく考えたら当たり前なのかもしれませんが・・・。
でも彼らの場合、「過去」は「過去」になっていないのでは・・・、というような感じがするのです。
私自身は、過ぎ去ったことはだいたい記憶の彼方にいってしまって、頑張って呼び起こさないと思い出せないので、、、この感覚は人によってぜんぜん違うのでしょう。
かに座、さそり座、うお座は水のエレメントに分類されるよ
西洋占星術でつかう12星座は、4つのエレメントに分けられるのでしたね。
その中に、水のエレメントに属する星座が3つあります。
かに座、さそり座、うお座の3つです。
水のエレメントは、私たち人間の「愛することや愛されたい欲求」などと関係していて、水の性質である吸収したり融合したり浸透したり・・・ということを通して表現されます。
簡単にいうと、誰かと(なにかと)繋がっている、と感じていたい星座なのですね。
特に自分が愛情や愛着を感じる対象だったなら、言うことなし!なのです。
そのため、自分の感情にも敏感だし、まわりの人の感情やまわりの空気感などにもとても敏感です。
感情移入しやすく、同情心や思いやりに満ちています。
同時に、ちょっとしたことで傷ついたり、感情が揺れ動きやすかったりもするでしょう。
感受性が鋭いので、まわりからの刺激に極端に反応することもあるかもしれません。
水はなにかの器に入らないと安定しないように、水のエレメントの星座も、感情が揺れてしまうのは仕方がないことなのです。
水のエレメントは、経験を感情的レベルで理解して消化するよ
さて、水のエレメントの星座は、過去に関心が強いと言われています。
彼らは、経験を感情的レベルで理解し、消化するという傾向があります。
なんらかの感情的な揺れを体験すると、そのことについて繰り返し考えて感情を反芻しながら、自分の中に落とし込んでいくでしょう。
もしくは、あのときああすれば良かったとか、こんなこと言ってしまったけど大丈夫だったかなぁなどと、自分の振る舞いを振り返って反省することが多いかもしれません。
これは習慣的に繰り返されて、あらゆる体験は、そのときの感情とともに蓄積されていきます。
そして、まわりの人がなにかを経験したとき、自分が似たような体験をしたときのことを思い出して、相手に共感したり感情移入したりするのです。
だから、なにかを思い出したときや自分の経験談を語るときには、そのときの生々しい感情が再現されて、ついさっき経験したかのようなリアルさで語られることになるのですね。
特にかに座は人々の心に訴えかけるストーリーテラーになれるよ
太陽や月、水星、アセンダントなどが水のエレメントにある人や、水のエレメントの星座を多く持つ人は、その傾向が強まりそうですね。
特に、かに座に主要天体などが入っている人は、他のどの星座よりも、よりリアルな感情とともに過去の体験を思い出すことになるでしょう。
かに座の守護星は月で、月は私たちの感情を取り扱っていますね。
月に支配されているかに座は、自分の感情を切り離して物事を考えることは出来ないし、月の満ち欠けのように感情が揺れ動いてしまうことは、ある意味で自然なことなのです。
かに座は、私たち人間にとって感情は切り離せないものであることを、身を持って体現してくれているとも言えるのです。
そんなかに座が過去の話や思い出話をすると、それはそれは情感たっぷりのものになるでしょう。
水が染み込んでいくように、聞く人の心に訴えかけて浸透していくものとなります。
私たちが抱く普遍的な感情を誰よりも身近に感じるかに座は、人々の心に情緒的に訴えることのできる、素晴らしいストーリーテラーでもあるのです。
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