こんにちは、星読み占い師カノンです。
今日は久しぶりにヒューマンデザインのお話です。
この記事の目次
頭で考えて何かを決断すると良い結果になりにくいよ
以前、「あなたにとってなにが最善かは体が知っている」という記事を書きました。

私たちがなにかを決断するときに、頭で考えて決めると、実は良い結果にはなりにくい、という内容でした。
じゃあどうやって決断すればいいの??と思われるかもしれませんが、ヒューマンデザインでは、肉体の中にあるエネルギーセンターのどこかに、決断するポイントを持っているということを教えてくれています。
端的に言うと、「肉体のどこかの部分の自然な反応に従う」ことが、最善の決断につながるということなのです。
それがどこかは、人によって違ってきます。
思考するときに使う頭の部分にもエネルギーセンターはあるのですが、思考(マインド)は決して私たち自身の決断のためには使わない方が良いのですね。
ではいつどんなときに思考を使えば良いのかというと、自分以外の誰かのために使うのが最善と言われています。
思考は、他者のために、他者を勇気づけるために使うことが、本来の正しい使い方なのです。
誰か(まわり)のために情報を提供したり、客観的に分析したり、自分の考えを伝えたり・・・。
その誰かは、受け取った情報をもとに、自分の肉体の中のどこかの反応に従って、なにかを決めることになるのですね。
麻雀をしている私の事例を挙げてみます
さて、今日はこのマインドに頼ってしまうとどうなるのか、ということを私自身の事例を挙げてお伝えしたいと思います。
みなさんは麻雀をしたことがありますか?
昔は「麻雀」というと、くわえタバコの男性たちがお金を賭けて興じているようなギャンブルのイメージが強かったと思いますが・・・。
最近は結構クリーンになってきていて、ボケ防止に高齢者たちが楽しんでいたり、麻雀のプロリーグが発足して観て楽しむ人たちも増えてきていたりします。
私はある競技麻雀の団体に所属していて、定められた試合に出場しています。
その試合の成績で順位を競っていくのですが、毎回毎回かなり神経を消耗するのですね。
競技麻雀なので、別にお金を賭けているわけではないし、負けたからといって人格が否定されるわけでもないし、命がなくなるわけでもないです。(あたりまえ笑)
でも、やはり負けるよりは勝ちたいし、なるべくなら良い成績を残したい。
そのために試合に出ているわけなのでね。
それは参加している人みんな、同じ気持ちだと思います。
閃きや直感をマインドを使って否定してしまいがち
麻雀は、かなりの頭脳ゲームです。
自分の手作りから始まって、押すのか引くのか、どこまでなら勝負するのか・・・。
自分以外の3人それぞれの空気を感じとったり、場に見えている情報からあらゆることを判断して自分の手を進めていきます。
そして誰かからリーチ(あと1つの牌であがれる状態)が入ったら、放銃しないように細心の注意を払って当たらない牌を選んだりとかね。
状況判断はとても大事なのですが、その際にマインドをフル回転させて、最善の答えを導き出そうとします。
頭脳ゲームだけに、マインドを使って情報を処理していくことはもちろん大事ではあるのですが、ときにマインドでは処理しきれない直感のようなものがやってくることがあるのですね。
「ここはこっちに進んだほうがいいかも」とか、「最後はこの牌で待つとあがれそう」とか。
それはまったく根拠がないわけではないのですが、普通なら選ばないようなセオリーを無視したような選択であったりするわけです。
そのときに、「いやいや、それはセオリーを無視しすぎでしょう」とか、「いくらなんでも無謀なんじゃない??」なんてマインドが否定してくるわけです。
せっかくやってきた閃きや直感を、マインドを使って否定してしまうのですね。
実はそれ、ホントにもったいないし、間違った選択につながってしまうのですね。
自分らしくあり続ける選択をすることが大事
最近私は大きな負けが続いてしまって、自分の麻雀にまったく自信がなくなり、どうやって打ったらいいのか分からなくなり、迷路に入り込んでしまっていました。
そのときに迷路から脱出するきっかけとなったのは、「本来の自分であり続ける選択をする」ということでした。
それまでは、マインドに比重をおいて、せっかくの直感をすぐさま否定して無視していたのですが、「直感に従っておけばよかった〜」と後悔することがたくさんあったのです。
本来私は直感がかなり発達しているタイプで、危険を察知することができたり、突然やってくる閃きが起死回生の選択につながったりすることが結構あるのですね。
でも自分を見失っていると、それを信じることができず、マインドですぐに否定してしまうのです。
「いやいや、セオリーでは違うでしょ。そんなのありえないでしょ」って。
自分より経験も技術も上の先人たちの言うことに従うのが良いはずだと、誰かのやり方を真似しようとしたり、とにかく基本に忠実に打つことを優先してみたり・・・。
完全にマインドに支配されて、自分自身とまったくつながっていない状態だったのですね。
何かを決めるとき、マインドは拠り所にならないよ
でも、それってぜんぜん私らしくない。
本来の私は自分の中からやってくる直感や閃きを大事にする人で、その上でまわりの状況を踏まえて選択をしていく人なのです。
なによりも、マインドを使って自分の選択を導き出すことは、ぜんぜん良い結果になってないな、と気づかされました。
マインドを拠り所にして答えを導き出しても、私的には納得できないことが多く、後悔が増えるだけだったのですね。
これは、私に限らずで、みなさんにとっても同じことなのです。
マインドを拠り所にしないこということは、とっても重要なのです。
情報を分析したり処理したりするときに熟考するのは良いのですが、その結果を踏まえて自分はどんな選択をするのかを決定するのはマインドではないのですね。
今回は、麻雀というゲームのお話でしたが、これはすべてに当てはまるのではないかと思うのです。
人生には、もっと重要な大きな決断というのもやってきます。
そのときに、マインドを使って決めないこと。
自分らしさを最優先にして自分らしく決断すること。
これが、ヒューマンデザインの伝えたい一番大きなことでもあるのですね。
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