こんにちは、星読み占い師カノンです。
ヒューマンデザインによるエネルギーセンターの中でも「感情のセンター」のお話を前回書きました。
今日は「アイデンティティと方向性のセンター」についてのお話です。
自分や未来を知りたいから占いをする人は多い
占いやスピリチュアルを好む理由は人それぞれだと思いますが、その中でも「自分を知りたい!」「私ってどんな性格でどんな人生を歩むんだろう」という「知りたい」という欲求がベースになっているという方も多いのではないかと思います。
実は私自身もそうでした。
物心ついた頃から自己分析することが大好きで、自分ってどんな人なんだろう?という興味から、いろいろな切り口のある「占い」というものに惹かれ、あらゆる占術を学んできたのでした。
少し余談になりますが・・・、
よく「占いで人生を決められたくない」と言う人がいますが、それはもちろんそうです。
必ずしも占いで出た結果がすべてではないし、占い師の言うとおりにする必要なんてまったくないのですね。
コントロールされるのではないか、と思う人がいるなら、それは不安を煽って商売をしようとしている占い師の姿しか見ていないからだと思います。
本来占いというのは、転ばぬ先の杖のようなものだと私は思っています。
統計的なデータに基づいた情報を活かしてなにをするのか、ある程度予測することのできる未来の情報をどう活かすか、それは私たちに委ねられています。
仮にあまり良くなさそうな結果が見えているのなら、それをどう回避したり良い方向へと持っていくのか。
それは私たちの腕の見せ所であって、そこにこそパワーを注ぐ必要があるのかな、と思うのです。
もちろん、「そんな予測なんて必要ない。私は自分の道を自分で切り開いていくし、迷いなんてない」という人がいるのなら、それは素晴らしいことだと思います。
きっと誰しもそうなりたいと願いながらも、そうなれない自分と対峙したとき、なにかにすがりたくなるのでしょうね。
自分に確信を持てていますか?
さてさて。
占いで性格分析をしてもらったり、未来予測をしてもらったりすることを好む人は、もしかしたら「自分」というものに確信が持てていないからかもしれません。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、「私はこんな人です」と言い切ることが難しく思える、、というか、一体どれが本当の自分なんだろうと思うことが多いのではないかと思います。
どんな人と一緒にいるのかで「自分」のあり方が変わってきてしまったり、両極端に感じられる性質が自分の中にあってとまどったり、どんな自分にでもなれるような気がしたり・・・と、自分で自分が分からないということはありませんか。
そんな人は、もしかしたら「アイデンティティと方向性のエネルギーセンター」のスイッチがオフになっているのかもしれません。
スイッチオフの人は何者にでもなれる人、どこにでも行ける人
「アイデンティティーと方向性のセンター」のスイッチがオンになっていると、「どんな自分も自分である」とか「私は私だ」という、ある意味で当たり前の感覚を生まれながらに持っているのです。そして、自分がどこへ向かっているのかということに対してあまり悩んだりしないのですね。
一方、スイッチがオフになっていると、「自分」という存在に一貫性がないように感じられたり、自分がどこへ向かっているのかはっきりと分からない、というのがデフォルト状態なのですね。
スイッチがオフなので、もうこれは生まれてから死ぬまでずっとそうなわけですが、オフになっていることを知らないでいると、自分や未来に対する漠然とした不安から、頑張って自分探しをしようとしてみたり、何らかの肩書を持つことでアイデンティティーを作ろうとしてみたり、占いなどで自分が正しい道を歩んでいるのか確かめたくなったりするのですね。
でも、本来それをする必要はなくて、むしろ「分からないでいる状態」や「どんなふうにでも変化していける自分」を受け入れて楽しむことが大事になってくるのですね。
スイッチオフの人は、一緒にいる人やまわりの環境によっていくらでもアイデンティティが変化していって良いし、自分がどの方向へ向かっているのか分からなくてOKだし、むしろどんな方向にでも行ける状態でいられることが大事なのです。
ある意味で、「何者にでもなれるし、どこへでも行ける人」なわけです。
スイッチオフだと自分という存在や自分の方向性に確信を求めてしまいやすい
私自身、このアイデンティティのセンターのスイッチがオフなのですが、ヒューマンデザインを勉強するまで、自分のこのセンターのスイッチがオフだと知るまで、ずっと自分探し&方向性探しをしてきたような気がします。
物心ついたときから漠然とした不安を感じていたのですが、それはもしかしたらこのスイッチがオフだったからなのかもしれません。
そして不安だからこそ、間違った選択をしたくなかったし、正しい道(自分にとって)を歩みたい気持ちが強かったし、これで合ってるのだろうか、と常に検証したい衝動に駆られていました。
自分に「確信」を持ちたいからこそ、それを追い求めてきた人生だったような気がします。
オフの人はオフらしくいればOK
でも、今までやってきたそれ、実は必要なかったのね!という衝撃!!笑
ヒューマンデザインを勉強していなかったら、きっと今でも確信を持ちたくて「これで正しいのだろうか」と心の中で葛藤を続けていたことでしょう。
スイッチがオフになっていると、オンの状態になりたいと無意識に思いやすいのですね。
それはきっと、オフでいる自分になんらかの不足や不安を感じるからかもしれません。
これはどのエネルギーセンターにも言えることですが、オフの状態の人はオンになることを夢見て追い求めてしまいがちです。
でもそれは、本来の自分からかけ離れる行為にほかならないのですね。
オフならオフで良い!ということ。
オフの人は、まわりからの影響を受けやすくはなりますが、そのエネルギーセンターのいろいろな経験をするためにいるのだ、ということなのです。
さて、あなたはアイデンティティのセンターのスイッチ、オンだと思いますか?オフだと思いますか?
自分の機能を知りたいと思ったら、ぜひヒューマンデザインのリーディングを受けてみてくださいね:D
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