こんにちは、星読み占い師カノンです。
前回は西洋占星術でつかう10惑星の特性について書きました。
今日は、惑星と星座の相互関係についてのお話です。
12星座にはそれぞれ守護星があるよ
西洋占星術では12星座と10惑星をメインで使いますが、それぞれ対応している関係になっています。
それが「守護星(支配星ともいいます)」といわれるもので、12星座はそれぞれ、10惑星のうちのどれかが守護してくれているのですね。
まず、順番にみていきましょう。
・おひつじ座の守護星は火星
・おうし座の守護星は金星
・ふたご座の守護星は水星
・かに座の守護星は月
・しし座の守護星は太陽
・おとめ座の守護星は水星
・てんびん座の守護星は金星
・さそり座の守護星は冥王星
・いて座の守護星は木星
・やぎ座の守護星は土星
・みずがめ座の守護星は天王星
・うお座の守護星は海王星
惑星は10個で星座は12個なので、水星と金星が2つずつの星座を担当しています。
惑星の意味がなんとなくでも頭に入っていれば、その惑星が守護する星座の性質や意味もなんとなくわかる、という仕組みになっているのですね。
水星はふたご座とおとめ座を守護している
ここで、2つの星座を守護する水星と金星について、少し解説しておきます。
水星は、ふたご座とおとめ座の守護星です。
水星は知性や情報、コミュニケーションの星でしたね。
ふたご座もおとめ座も、どちらもとても知性が発達していて、情報を扱うのが得意な星座です。
ふたご座の場合は広く浅く情報を集めたり発信したりするのが得意です。
風のエレメントに属するので、コミュニケーションの手段として情報を扱うといったイメージ。
おとめ座の場合は、知性を実用的に使おうとします。
データを集めて分析したり、数字を覚えたりすることが得意です。
地のエレメントに属するので、自分のためにもまわりのためにも役立つ形に情報や知識を落とし込もうと努力するのですね。
金星はおうし座とてんびん座を守護している
金星は、おうし座とてんびん座の守護星です。
金星は、愛と美、喜びや豊かさの星でしたね。
おうし座もてんびん座も、どちらもとても美意識が発達していてセンスの良い人が多いですね。
おうし座の場合は、地のエレメントに属するので、実質的に価値のあるものを見極める目に優れています。
五感をフルに使って、本当に質の良いものを見出すのが得意です。
てんびん座の場合は、風のエレメントに属するので、客観的にみたときに美しいことを重視します。
なので、全体のバランスがとれているとか、調和的な美しさ、みたいなものに敏感です。
このように、同じ守護星をもっていても、星座によって表現のされ方が変わってくるのですね。
惑星のパワーを存分に発揮できる星座は?
さて、ちょっと逆説的な表現になりますが、守護されている星座は、その守護星(惑星)では力を存分に発揮できるのですね。
たとえば、火星がおひつじ座にある人は、火星のパワーを存分に発揮できるのです。
同じように、次のような人はその惑星の持つパワーを純粋に存分に発揮できるのですね。
・太陽がしし座の人
・月がかに座の人
・水星がふたご座かおとめ座の人
・金星がおうし座かてんびん座の人
・火星がおひつじ座の人
・木星がいて座の人
・土星がやぎ座の人
・天王星がみずがめ座の人
・海王星がうお座の人
・冥王星がさそり座の人
上述した惑星と星座のコンビネーションを持っている人は、その惑星の力を自信を持って使ってみてくださいね。
これに該当しないからといって、がっかりはしないように・・・。
12分の1の確率なので、当てはまらない人がほとんどです。
私たちの持つパワーは、ホロスコープチャート全体をみないことには正確には判断できません。
それに、パワーを持っているから良いとか、パワーが弱いから悪いというわけではないのです。
今回の人生で何をしようとしているのか。
そのテーマを思い出し、そこに向かって生きることがすべてです。
そこに優劣はないということ。
目標を決めたのは、私たち自身です。
それがホロスコープチャートに縮図として表れているだけのことなのです。
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