西洋占星術セラピー
私たちに備わっている4つの機能
エレメントの偏りは個性につながっている
12星座は、次のように4つのグループに分けることができるんですね。
・火のエレメントグループ(おひつじ座・しし座・いて座)
・地のエレメントグループ(おうし座・おとめ座・やぎ座)
・風のエレメントグループ(ふたご座・てんびん座・みずがめ座)
・水のエレメントグループ(かに座・さそり座・うお座)
この4つのエレメントは、私たち人間の持つ、次の機能を象徴しています。
火は、直感機能
地は、感覚機能
風は、思考機能
水は、感情機能
これらの4つのエレメントの機能・特徴について、ちょっと詳しくみていきましょう。
★火のエレメント(直感機能)
このグループは、燃え上がる「火」が象徴するような性質を特徴としています。
エネルギッシュで自己主張が強く、温かい気質になります。怒ったりすると、感情を爆発させることはありますが、人と人との感情的な交流は苦手です。
物事の判断は、五感では捉えることのできない「直感力」でするんですね。
「地」のグループが重視する「事実」や「現実」というものには、あまり目を向けません:)
常に未来を見据えていて、新しい世界や可能性を追い求めようとするのが特徴です。
物事を全体的にとらえる傾向が強いので、細かいところの見落としなんかはあったりします。でも、もともと細かい部分はあまり気にしないんですね。
★地のエレメント(感覚機能)
このグループは、地に足のついた考え方を特徴としています。
堅実で、現実に対する適応能力が高く、心地よい生活を送る能力に長けています。
地のグループは、五感が発達している人が多く、目で見たり耳で聞いたり触ったりなど、五感から入ってくる情報に敏感です。
物事の判断は、五感を使った快・不快の感覚でするんですね。
「火」のグループのように、先の見えないことにワクワクしたりはしません:)
それよりも、目に見える結果を欲しがるのが特徴です。
何でもよく見たり触ったりして確かめてから、やっと腰をあげるので、行動面では慎重すぎるときもあるでしょう。
★風のエレメント(思考機能)
このグループは、風のように自由に動き回ることや、変化を特徴としています。
客観的に物事を見ることに長けていて、物事や状況を、感情をいっさい交えずに描写することができます。
知的好奇心が旺盛で、情報や知識を収集することを好みます。
物事の判断は、論理的に客観的にするんですね。
「水」のグループのように、物事に感情移入したり、情に流されたりすることはありません:)
いつも冷静に物事を分析することができるのです。
このグループは、知ることや、考えること自体が好きで、それで満足してしまうことも多かったりします。その結果、せっかくの知識が宝の持ち腐れになってしまうことも。
★水のエレメント(感情機能)
このグループは、水の象徴する潤いや、流動性を特徴としています。
感受性がとても豊かで、言葉にならない気持ちやその場の雰囲気などを、フィーリングでとらえることができます。
人の気持ちに敏感で、共感能力に長けています。
特に、愛する人や家族、友人などと気持ちの交流をはかることを大事にします。
物事の判断は、好きか嫌いかという感情でするんですね。
「風」のグループのように、論理的に正しいか、とかではなく、相手が喜んでくれるかどうかが基準だったりするんですね:)
行き過ぎた場合は、親切の度が過ぎてしまったり、好きな人だけを特別にかわいがったり・・・ということも。
この4つの機能(直感、感覚、思考、感情)は、私たちみんなが本来兼ね備えている機能なんですね。
でも、ホロスコープチャートを作成してみると、4つのうち2つが突出して多かったり、1つも持っていないエレメントが出てきたりすることがあります。
これが、私たちの個性につながっていくのです。
たとえば、とても「火」が強いけれど、「地」をぜんぜん持っていない、とかね。
この場合、「火」のような情熱や直感力を活かした行動力は旺盛だけど、「地」のように現実的な判断力が弱かったり、実生活を営む能力に欠けている、という傾向があるかもしれません。
ホロスコープチャートの中で、まったくないエレメントがあったとしても、その機能をまったく持っていない、ということではなくて、その機能が未発達で未成熟だという意味なんですね。
だから、その部分を意識して磨いていくと、人間的に成長ができますよ:D
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