こんにちは、星読み占い師カノンです。
前回の西洋占星術の記事では、生まれたときの太陽星座で私たちの人生がどんな方向を目指しているのかが分かるよ!ということをお伝えしました。
ご自分の太陽星座と、実際にこれまで歩んできた人生を振り返ってみていかがでしょうか。
あくまでも大枠の方向性なのでね。
「あなたは医者になりますよ」とか「俳優になりますよ」などと具体的な職業を暗示しているわけではありません。
大きなテーマを理解した上で、自分で自由に職業を選択したり人生をクリエイトしたりしていけば良いのですね。
出生図チャートで太陽が入るハウスを出そう
では今日は、もうちょっとだけ詳しくみていこうと思います。
出生時間が分かる方は、出生時のホロスコープチャートを正確に出すことができます。
そうすると、1〜12に分かれるハウスのどこに太陽が入っているのかが分かるのですね。
こちらのサイトで無料で出生図チャートを出すことができるので、出生時刻が分かっている方は出してみてくださいね。
たとえば、こんな感じです。
2021年11月17日 正午 東京生まれの人の出生図チャートです。 黄色い線で囲った部分が大事なポイントです。
ちょっと見にくいですが、9という数字のところにさそり座の太陽が入っていますね。
この方の場合、太陽は9ハウスに入っている、ということになります。 (他の惑星も9ハウスに入っていますが、それは今回は使いません)
ハウスがわかるとどんな分野で太陽を使うのかがわかるよ
ハウスが象徴しているのは、私たちの人生におけるいろんな「分野」なのですね。
太陽は人生の方向性や目的を表している、と前回書きました。
ハウスと合わせて読むことで、太陽の目的をどんな分野で使うのか、ということが分かるのです。
より詳細な私たちの今生の目的、ということになります。
各ハウスにはどんな意味があるのか見ていこう
12ハウスがそれぞれどんな分野を象徴しているのか、以下を参考にしてみてください。
1ハウス
第1ハウスは「個性・容貌・行動のくせのハウス」です。
12ハウスの始まりは、自分自身を象徴するとても強力なハウスです。
ここに太陽が入る人は、自己アピール力や、自分で人生を切り開く力がとても強い人です。 プライドが高く、指導者的な立場になるでしょう。
2ハウス
第2ハウスは「所有・才能・財産のハウス」です。
経済力や人生の豊かさに関わる事柄を意味するハウスです。
ここに太陽が入る人は、物質的にも精神的にも豊かさを求めた生き方を目指します。自分で稼ぐ能力も才能がある傾向。音楽や絵画など五感を使う才能に恵まれる場合もあります。
3ハウス
第3ハウスは「知性・コミュニケーションのハウス」です。
どのように知性を磨き、精神的に成長していくのかを意味するハウスです。
ここに太陽が入る人は、人々と情報交換したり旅行や学習することを通して、物事の理解を深めていきます。集めた情報や知識を使って書いたり話したり教えたりする方向にいく可能性があります。
4ハウス
第4ハウスは「基盤のハウス」です。
よりどころとなる家庭(家族)、両親との関係、財産としての不動産を意味するハウスです。
ここに太陽が入る人は、仕事よりも家庭を優先しやすく、家族との絆をなによりも大事にする傾向があります。
5ハウス
第5ハウスは「自己表現・恋愛・趣味・遊びのハウス」です。
人生の中での楽しみや喜びを意味するハウスです。
ここに太陽が入る人は、自分を表現することでまわりから注目されることに喜びを感じます。エンターテイナー、役者、歌手、芸術家などになりやすく、人気も高いでしょう。
6ハウス
第6ハウスは「労働・健康・奉仕のハウス」です。
生きていくために必要な健康の維持、日々の生活をするための労働を意味するハウスです。
ここに太陽が入る人は、要求された仕事を忠実にこなします。秘書的な立場で抜群の能力を発揮します。健康維持にも積極的に取り組む傾向。
7ハウス
第7ハウスは「結婚・契約・対人関係」のハウスです。
自分自身を象徴する第1ハウスの反対に位置している第7ハウスは、人とどう向き合いパートナーシップを築くのかということを象徴するハウスです。
ここに太陽が入る人は、パートナーと一心同体化しやすく相手によって人生が大きく変わることも。結婚や共同事業などに強い関心を持ちます。
8ハウス
第8ハウスは「共有・遺産・セックスのハウス」です。
他者との深い結びつきを通して得られるものや、譲り受けるものを象徴するハウス。
ここに太陽が入る人は、家の後継ぎであったり、社会的なポストを引き継いだり、何かの技を継承したりする可能性があります。パートナーとはあらゆるものをシェアするでしょう。
9ハウス
第9ハウスは「探求のハウス」です。
高等教育、宗教、法律、思想哲学、外国など、高度で抽象的な事柄を扱うハウスです。
ここに太陽が入る人は、日常的なことにあまり関心はなくどこか遠くへと想いをめぐらせる傾向にあります。知的で精神的に成長することを望み、学術や研究に没頭したり海外で積極的に活動することも。
10ハウス
第10ハウスは「社会的地位・目標・達成のハウス」です。
6ハウスが日常的な労働を意味するのに対して、10ハウスはライフワークや、努力して達成できる人生の目標と到達地点を表しています。
ここに太陽がある人は、仕事を生きがいに感じやすくキャリアアップすることに喜びを見出します。
11ハウス
第11ハウスは「友人・希望・集合のハウス」です。
友人関係や趣味、サークル活動など、何人かの仲間が集まって楽しむ事柄を象徴するハウス。
ここに太陽がある人は、博愛精神があり友情を大切にします。趣味に生きることも。人生への前向きな希望を失わない人です。
12ハウス
第12ハウスは「秘密・プライベート・精神世界のハウス」です。
世間からは隠されている場所、潜在意識、インターネットなどを象徴するハウス。
ここに太陽がある人は、自分の内面に意識が向かいやすく、1人の時間を必要とします。芸術やスピリチュアルな分野などに適性があります。
読み方の事例
ちなみに、例に挙げた人の場合は、 「さそり座の太陽が9ハウス」に入っています。
さそり座の太陽の人は、自分が深くコミットできるものを持つのでしたね。
その対象は、9ハウスに象徴される、哲学や宗教、法律や海外に関連することなどの中から選ばれる可能性が高いということなのですね。
その対象を研究し続けることが人生の目的になりそうです。
こんなふうに読んでいくのですが、これはあくまでも一例なのでね。
必ずこう読まなくてはいけない、という正解はありません。
先日の記事の「太陽星座の目的」と、今回の記事の「ハウスによる目指す分野」を両方読むことで、なんとなくでも自分の目指す方向性のイメージをつかんでいただければな、と思っています:D
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